2014年07月30日

WEEK 3 hello world

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目が.........


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開きました!!

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こんにちわ

英ケンネルクラブはブリーダー及び自家繁殖者向けに
パピーの社会化プログラムの概要を公開しています。

1、2週目はquiet time (静かな時間)と題されていますが
3週目はhello world (世界よ、こんにちわ)となっており
この時期に正しい刺激を与えて、犬の発達を促すタスクが記されています。

わたしは今回このプログラムに沿って保育をすることにしました。

3週目のタスク:
1。 いろいろな音を聞かせる
家庭音(ピンポン、ドアのきしむ音、ものが落ちる音、会話、テレビ)は勿論、
雷や花火、バイクの音もCDで低音から聞かせています。

2。いろいろなものを見せる
懐中電灯の光を床にあてたもの、大きなボールを弾ませる、サークルの外でものを動かす
加えて、ベビーメリーもタスクにありました。


べビーメリーは、最初は反応しないかもしれないが後日違いが出るとありました。
職場でこの話をしたら同僚から
’アンジママさん、そういう話は人を選んで言ったほうがいいですよ’ 
人間並みの扱いを仔犬にしているという印象を持ったのでしょう。
しかし脳の発達を促すという意味では、動物は同じはずです。
流石に新品のメリーを買うのは気が引けましたので、お古を入手しました。

確かに後日、仔犬達の反応はとても俊敏になり、今ではメリーを見上げています。
特にオルゴールより、オルゴールのぜんまいを巻く音に反応しているのは想定外でしたが。笑

3。規則的に仔犬を抱いたり触り人との絆を醸成する
4。毛糸、ゴム、皮の手袋、べビー歯ブラシで優しく体を撫でる
5。いろいろな表面の上を歩かせる
6。他の犬やネコをサークルの外で歩かせて見せる

以上、6つのタスクを復習しています。

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アンジには授乳をしてもらうために、高カロリーの食事をしっかりさせるとのことでした。
同時にご指導いただいて産後のケアとしてサプリも入れています。

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これまではハイハイしかできなかったのがずいぶん後ろ足の力も出て来ました。

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そしてこの時期になると、兄弟同士で遊び始めました。
この遊びからパピー達はまたいろいろなことを学んでいくのでしょう。

パピー達は、今はまだ満ち足りた楽園の世界にいますが
今後はストレスやフラストとも取り組める学習をしていくことでしょう。


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posted by Angie Mom at 12:56| Comment(6) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月25日

WEEK 2 夜明け前

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パピー達は目も見えず、耳も聞こえない中、ひたすら母犬のおっぱいと
チームA (飼い主チーム)の哺乳で体重を重ねます。

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130−180グラムで生まれた仔達は2週間で3倍に増えていきます。
母犬が定期的に授乳してくれると、飼い主チームの哺乳の負担が少なくなり助かります。


パピー達はおっぱいを探す事に関しては天才的な能力を発揮します。


寝ている間に体がぴくぴくしているのが動画で分かります。
話に依るとこのぴくぴくが神経シナプスがつながって成長している証拠らしい。

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生まれたときはいつも犬団子のように重なりあっていたパピー達は
成長と共に産箱の中で自分のスペースを欲するようになりました。

この週末、いよいよ目が開き、耳が聞こえるようになり
仔犬達は新しい世界を発見する時期を迎えます。

飼い主チームは3週間目から12週目まで
パピーの潜在的学習能力を伸ばし
人間と暮らし易い犬に成長するよう
社会化プログラムに取り組む事にしています。


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posted by Angie Mom at 18:07| Comment(4) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月18日

WEEK 1 母性の目覚め

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計画帝王切開手術でパピーを出産したアンジ。
麻酔から覚醒させられてから授乳が始まりました。

本来は通常分娩で産道が刺激を受けて授乳や母性に結びつくと聞いていたのですが
帝王切開でも本能の母性は確実に目覚めました。

仔犬を守るため警戒感が強くなり
ベランダから道行く犬に反応するようになりました。
そして1週目にしてあのアンジが網戸を突き破りベランダに飛び出して
途往く犬にわんわんと警戒吠えをするようになりました。

守るものが出来た母は強し....


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仔犬達はひたすらおっぱいを飲み、ひたすら寝て
秒刻みで細胞分裂を繰り返しながら
毎日ものすごいスピードで大きくなっていきます。

生まれた時は ’赤かった’ 仔犬にはみるみるうちに色素が発色してきます。
コートも毎日厚みが出て、爪も伸び、初爪切りも終えました。
体にペタっとくっついていた耳も立ってきます。


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一週間後の検診

産後一週間で検診に病院に行きました。
母子ともに健康で、仔犬を取り上げていただいた先生方も
嬉しそうに仔犬達と再会しておられました。

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一週間前には帝王切開を乗り切ったアンジ(写真)も

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おかげさまで産後の回復は順調で、育児をがんばってます。
飼い主はアンジにも出血や不調がないか気をつけていきます。

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哺乳

仔犬の発育には母親の規則的な授乳と、人間による補助的な哺乳が欠かせません。
毎日体重を測りながらアンジと飼い主チームの24時間保育は続きます。

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ブリーダーさんと少数の自家繁殖家以外は
生後1ヶ月以内のウエスティの赤ちゃんを見る機会はまずありません。
アンジ家にとっても初めての経験です。

飼い主チームには、母犬のような育児中に母体を支えるホルモンが出ないので(笑)
睡眠不足とお世話で疲労は続きますが
アンジの母性の目覚めや、パピー天使達の成長に
まばたきするのも惜しいほどの素晴らしい時間をいただいています。

4兄弟よ、すくすく育て!


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posted by Angie Mom at 21:34| Comment(8) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月10日

WEEK 0 - 育児開始と仔犬の死

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帝王切開手術が終わったのは午前1時過ぎ。
アンジには帰宅して初乳をパピー達にやるという大事な仕事が待っています。
この初乳には最初の数ヶ月の間パピーを守る免疫が含まれているので
母犬に授乳してもらわねばなりません。
通常分娩でなかったこともあり、アンジに産後の母性と母乳が出るかが次の関心事でした。

アンジは手術台で目が覚めると、うるんだ目でずっとわたしを見ていました。
その姿と視線にわたしは仔犬のことも忘れいとおしさで胸がいっぱいになりました。

ICU (犬用のを病院で初めてみました)で回復後、アンジを自宅に連れ帰り
我々はアンジの様子と初乳を与えるタイミングを静かに待つことにしました。

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縫ったばかりでお腹が痛いアンジは昨年の時のように産箱の中で座ったままでしたが
少し経ってからアンジを横にしてべビー達をおっぱいにつけてやると
大人しく授乳を始めました。


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この日からアンジの授乳と飼い主チームの哺乳が始まりました。

最初の数週間は哺乳以外の人間の干渉は最小限で
母犬が授乳と排泄を促しながら仔犬を育てるのを静かに見守るのみです。
むしろ母犬のケアを中心に栄養補給に努め、良いおっぱいを出してもらうことが重要です。

仔犬は生まれ落ちても機能不全で死んでしまうことも聞いていましたので
息を詰めながら毎日慎重に体重を測り、増減に一喜一憂しました。

産室と化した自宅の居間で、われわれは育児の様子を日夜見守りましたが
生後4日目、仔犬が1匹死んでしまいました。
関東地方を激しい雷雨が襲った午後の一瞬の出来事でした。

亡くなった仔犬はBeanと命名しました。
スコットランドの男子の名で、命、白い肌という意味です。
手のかからない大人しい次男でした。


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翌日、泣きそうな空を見上げると雲がかかり
わたしの目にはBeanが後ろ向きに去って逝くように映りました。
誕生を祝して活けた5本のひまわりの1本を添えて、Beanを荼毘に臥しました。

授かった命はこんなにもはかなく消え
命の途はなんと細いのでしょうか。

我々に出来る事は残された命を守るべく、気を引き締めることだけでした。
生と死の光と影、人間がどうすることもできない自然の成り行きも
すべて受け入れて前へ進むのみです。

日の光が透けて見えたひまわりに、残された命の輝きが重なった
0週目の出来事でした。


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posted by Angie Mom at 19:37| Comment(4) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

命誕生の夜

アンジの計画出産日は交配日から63日を予定しており、
出産に備えて5日前にレントゲン写真を撮りに行きました。

実は前の晩は夜中にパンティングがあり
お腹もパンパンで苦しそうでしたので、時は近いと漠然と感じていました。

レントゲンの結果, 先生のお見立ては
『頭の骨化も進み足の爪も生えているのでもう出しても大丈夫』

アンジパパはこの日仕事で不在でしたし、出産までまだ時間があると思っていたので、
突然の展開に慌てました。
しかしこの決断だけは、飼い主が責任をもって決めなければいけません。
ある記憶が頭をよぎり、逡巡していたところに
先生の『がんばってみましょうか』の言葉に現実に引き戻され
その日の手術を決めました。

手術は夜の11時からと決まりいったん自宅へ戻り、
11時に病院を再度訪れ、アンジは手術室へと連れていかれました。

すると駆けつけてくれた友人が、先生に我々の出産の立ち会いを願い出て
我々は手術室へと案内されました。

出産の立ち会いなど思いもよらぬことで
誕生の瞬間を経験させようという友人の心遣いもさることながら
先生もよくご快諾くださったと思います。 

手術室はテレビで見るような設備の大きな部屋で総勢5人体制でした。 
先生方や看護士さんも昼間の診療を終えたあと
アンジの帝王切開手術のために病院にお残りいただいていたのです。

最終べビー頭数は、隠れていた1頭が見つかり全部で5頭になりました。

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蘇生中

院長先生がパピーを取り上げその場で初期蘇生を試み
次に保育器、保温ライト、ドライヤーに酸素吸入器が整った隣室に運ばれて
2人の先生が流れ作業で蘇生と保温に努めます。
それを5回繰り返すこととなりました。


蘇生に時間のかかるパピーもいましたが
先生方は冷静で、『必ず蘇生するよ! がんばろう』と声掛けしながら
チームワークも素晴らしいものでした。

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保育器

アンジは昨年、60日目で胎盤剥離になり死産を経験しています。
宿していた仔アンガスはお腹の中で既に亡くなっていました。
その晩は喪失感というよりも寂寥感で一杯だったのを覚えています。

このように母犬や仔犬の命がかかる手術の決断は飼い主にとって重いものです。
手術決断の際によぎった記憶とはこのアンガスのことでした。

今になってみると、あの時アンガスは身を以て、
飼い主に早めの出産を促してくれたように思えます。
自分はこの世に生まれてこれなかったけれど
しっかりと新しい命を繋いでくれたのです。

アンガスよ、本当に有り難う。
そして出産をお助けいただいた皆様、有り難うございました。
この晩の出来事は一生忘れられない経験となりました。


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posted by Angie Mom at 21:19| Comment(4) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月03日

アンジ母親への途

犬のお産はお産の数だけみなそれぞれ違うそうです。
今日はアンジとわたしが歩んだ2ヶ月の道のりを記録しておきたいと思います。

犬の交配の準備は犬にヒートが来ると始まり
段取りや必要な検査を飼い主が主体的に進めていきます。

健康診断やスメアテスト、血液検査など、母体の状態をチェックしながら
検査結果を総合して交配日を決めます。

一方交配後は母犬に任せて飼い主は補佐役に徹します。

今回は懐妊に伴う体調変化は飼い主の目にも明らかで
体重もみるみるうちに7.8キロから9.3キロまで増えていきました。

交配後1ヶ月のエコーで胎のうをみとめられば妊娠が確定し
おおよそ9週間後、58日から63日で出産に至ります。



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エコー

エコーで妊娠が確定すると、食事の量や質を調整します。
犬にもつわりや食欲が落ちる時があるので、しっかり食べさせていきます。
アンジには、フードに加えて馬肉、卵、コテージチーズなどの良質蛋白質をやりました。


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6週目

どんどん身体が丸くなり、横幅も出て来ます。
お腹が大きくなると、手、足、口が届かなくなるのかセルフグルーミングをしなくなりました。


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7週目

アンジパパが去年作ってくれた産箱を設置しました。


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お産を控えて最後のシャンプーと腹バリ(腹バリカン)で飾毛を一部落としました。
これは仔犬の授乳時に母犬のコートがおっぱいに絡まらないようにするためです。


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8週目

腹バリの後、お腹が見え、かなり大きくなっています。

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9週目

お腹がぼってりと横にも張り切っています。
散歩もしたがらなくなりました。
緩慢な歩みに、老犬ですか?と聞かれる事もありました。

妊娠中にはエコーで仔犬の発達具合を確認していきます。 
この間に確認できるパピーの頭数が、3頭-->4頭と増えていきました。

聴診器でパピーの心音を聴いたり、そっと触ってパルピテーションを感じたりと
お腹の中に、新しい命が宿っているかと思うと
アンジには『一緒にがんばろうね』と話しかけました。

出産予定日の数日前にはレントゲンで、仔犬のサイズと骨盤や産道の大きさを確認して
難産のリスクに備えておきます。
犬のお産は9割5分は通常ですが、それでも不測のアクシデントがあるそうです。

人間のお産をした人は山といますが、犬の繁殖経験を持つ人はそういません。
『犬は犬が育てる』と言っても
母犬によっては飼い主の補助が必要になることもあるので
産後の数日の様子で、飼い主が適宜対応しなければいけません。

アンジのお産には、たくさんの方に直接的、間接的にご協力いただきました。
出産後の環境づくりや産箱の微調整、世話役の基本動作などを沢山教えていただきました。
産後のアンジの気持ちの変化に備え、
関係者にはあらかじめ家の中でアンジに会って慣れてもらう機会を設けました。

妊娠末期には、アンジは動くのも大儀そうで、うん、うん、と声が出るようになりました。
パンティングも続き、一呼吸ごとに声が出るときもありました。
お腹が大きいので背中を壁につけて横寝しかできなくなりました。
夜中に起きて落ち着かず寝室で立ち尽くしていることもありました。
病気ではないにせよ、しんどそうな本人には出来るだけ一緒にいて
見守ることしかできませんでした。

獣医の先生と相談の上、あらかじめ帝王切開にすることを決めていましたが
手術時の出血を抑えるためにもなるべく自然に近い形を取ろうと
母体の陣痛を待つ事になりました。

つづく


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posted by Angie Mom at 03:22| Comment(4) | マザーフッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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