2014年05月05日

(備忘録)犬ワクチンの考え方 (Dr. Dee Blancoウエビナー)

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先日アメリカの犬の雑誌社主催の犬ワクチンについてのウエビナーを聴講しました。
ウエビナーとはインターネット経由でインターアクティブに受けられるネットセミナーで
専門家の講義を自宅に居ながら聴くことが出来ます。
講演者はDr Dee Blancoで嵐の夜米国のご自宅から、日本は翌朝8時半から始まりました。
英語や理解力の問題で間違いもあろうかと思いますが以下は講演内容を備忘録にまとめます。

ワクチンの考え方
ワクチンには体液性免疫(humoral immunity)といって抗体生成を刺激する機能のものと
 細胞性免疫(cell-mediated immunity)のものがあり、前者は抗体を身体に廻らせるだけで
健康を促進している訳ではない。大事なのは後者でその目的は病気発症の可能性の低減である。

ワクチンの歴史と経緯
ワクチンは1940-50年に仔犬用アデノウイルスとジステンパーのワクチンを中心として始まり、
ワクチンの持続性については元来、血清の抗体検査後、足りない場合に補充する手法であったが
科学的な検証やワクチンを受ける側の事情を勘案することなく、獣医の慣行として
利便性と経済合理性から1959年より狂犬病などの年一ワクチン投与が広まった。

1992年には、Roland D Schultz博士が論文で
ワクチンの年一投与の科学的な必要性や正当性はないという結論が発表される

Titter(抗体力値)は、犬の身体がどれだけ守られているかを示す基準とされているが
実は抗体レベルが分かるだけで、免疫がある/保護されているという意味ではない。
最も重要な細胞性免疫はtitterでは測れない。

はしかにかかった子供は、その後抗体ができるのではなく免疫が出来るため
はしかにかからなくなるが、Titterはそのエキスポージャー(曝露)を示しているに過ぎない

現在のワクチンの考え方は、ワクチンは病気にかかりにくくするもので健康を増進するものでなく
ワクチンの効果を測るにはフィールドワークの調査しかない。

ワクチンによる健康被害回避のために
ー ワクチンをしないのが一番だが身体にとって自然な保護や自然の曝露が大切
ー 遺伝子組み換え食品を避けオーガニックなフードにする
ー 清潔で汚染されていない水
ー 適正な運動(リードをつながない)
ー デトックス (体内外の毒素排出)
ー 清潔な繁殖
ー 感情のトラウマがない
ー 仔犬の場合は出来るだけ接種を遅らせること
  (16週間までは母親から受け継ぐ自然の抗体があるのでそれが失われる頃に接種)
  ジステンバー、パルボ、狂犬病がメイン (他の病気は命に関わらない)
  接種する場合は出来るだけ少ない種類を、混合でなく打つ。
  特に混合ワクチンに含まれる他の要素(アルミニウムや水銀)には注意。
  罹病性は体内ホルモンにより免疫が上がるので年齢と共に下がる
ー 小さい犬種はワクチンの分量を減らしての投与も選択肢の一つ(実験で有効性確認済み)
ー ワクチンは健康な犬だけに投与する (アレルギー、膀胱炎、外耳炎、下痢、ぶつぶつは’病気’)
ー 健康被害はすぐにではなく投与後90日間に出るので、接種日を記録しておくこと

投与時のサプリについて
ー 消炎剤は使わない (ワクチン作用と拮抗する)
ー 抗酸化サプリの利用
ー 緑黄野菜を摂取
ー ホメオパシックレメディ Thuja 30C (接種時に1回、後2日、1日1回 すべてのワクチン)
  Lyssin 30C (狂犬病)


ワクチン反応
ショック、腫れ、外耳炎、下痢、肛門腺炎症、ぶつぶつ またはその慢性化
向こう3ヶ月間に出る確立 6−7割

ワクチンをしないという選択肢
ワクチン投与でなく自然罹患を促すやり方。
ホメオパシックノーソード投与。

感想
今回は主に仔犬のワクチンを対象としたセミナーであり
成犬においては健康な場合にのみ接種することが重要。
抗体レベルを測って確認してもそれで罹患しない訳ではない。
自然感染が免疫アップにつながり最も持続性があるが実践には勇気と知見が必要。
母親から受け継ぐ抗体や自ら生成するホルモンも大切。
オルタナティブ系のホメオパシーもひとつの選択肢。
これまで日本では1年に一度と法令化されている狂犬病ワクチンについては
欧米主要国のように科学的な検査結果に基づく適正投与期間の見直しを求めたい。

以上


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posted by Angie Mom at 15:10| Comment(4) | ナチュラルウエスティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大変ご無沙汰しています。コメントはできませんでしたが記事は読ませていただいてました。
アンジちゃんはますます元気そうですね。
パクは一昨日10歳になり、顔を見るとおばさんになったな〜と思いますが
飼い主も立派なおばさんなので一緒に頑張ろうね!という気持ちになります。

今回の記事はとても勉強になりました。有難うございます。
パクはフードやサプリメントでお世話になっている方のアドバイスで
子犬時の混合ワクチンの接種以来、ワクチン接種をしていません。
狂犬病は法令化されているので仕方なく接種していますが、接種の間隔をあけてほしいとずっと思ってきました。
毎回健康被害が出ないかとドキドキしています。おかしなことですよね。
外耳炎やぶつぶつも病気とみなせばワクチン接種に適さない犬はたくさんいると思います。

アンジママさんはいつも御自分で熱心に勉強なさるのですごいです。
これからも可愛いアンジちゃんの様子とママさんの有意義な記事を楽しみにしています。
Posted by パクママ at 2014年05月05日 20:56
パクママさん お久しぶりです。
パクちゃん お誕生日おめでとうございます。
こんな記事も参考にしていただけて嬉しいです。 アメリカ発の無料セミナーで情報にアクセスできるだけでなく質問も出来て便利です。内容は時折かかりつけの先生と相談します。まだ発展途上なのでこれからもこういった機会を見つけて勉強したいと思います。
Posted by angiemom at 2014年05月06日 15:30
angiemomさん、ありがとうございます。
考えさせられるとこと、共感すること、納得すること。
飼い主の責任、飼い主にできること、しなきゃならないこと。
「命」であるということ。
Posted by Mayママ at 2014年05月07日 22:40
MAYママさん 備忘録なのに読んでいただいて有り難うございます。 わたしもできることを意識していきたいと思っています。
Posted by Angiemom at 2014年05月10日 22:13
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