2016年09月24日

被毛襲来とグルーミング


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秋へと季節が進むこの頃、アンジの被毛が増殖中です。
普段シュナアンジは抱きあげても毛が服につくことはありませんが

このところ階段を下りる時にアンジを抱くと服が毛だらけになることに気がつきました。
これは被毛の仕業。 案の定くしを入れるとゴソッと抜けます。

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アンジと孫のケイト 

ということで先日はグルーミング実践セミナーの機会に手入れをすることにしました。
セミナーで一緒だったアンジの孫のケイトはもう8ヶ月、すっかり大きくなっています。
この写真のとおりフレンドリーが毛皮来て歩いているような明るい女子です。


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半日飼い主が奮闘の後、「疲れたのは私たちです」と白犬


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アンジは7月に腸炎を患いましたしステロイド等の薬も服用したので
コートの質の劣化は覚悟していました。
また良いコートが生えてくれればとこの日は多めにコートを抜きました。


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トリミングと言えば、先月北米ウエスティ界ではちょっとした物議がありました。

ウエスティのトリミング(グルーミング)は、
愛犬を美しく正統にその犬種らしく見せてくれるもので
細い技術や工夫に想いを巡らせるだけでも楽しいです。

時に先月、北米のウエスティクラブがドッグショーの審査員宛てに
「審査にあたり過度のグルーミングに惑わされないよう」
注意を喚起した手紙が出状されました。

北米と言えば欧州に比べてグルーミングが精緻で美しいことで有名です。
ウエスティのたんぽぽ頭をとっても
北米では人工的と言っていいほど、美しく大きいセットアップが好まれます。

アメリカンケンネルクラブ名で送られたこの手紙はひらたく言うと
グルーミングし過ぎの犬をドッグショーで評価しないでということです。

その理由は過度のトリミングによって、
ウエスティの犬種の起源とそもそもの犬種の意義が失われるという懸念。
まんまるに咲いたウエスティの頭、短く切られたマズルの部分、過度な入鋏による人工的な設え
本来は頭の毛が眼前に垂れ重なることで、スタンダード表記にあるところの
'奥から射抜くような視線'が実現するはずなのにそれが短く切られていたり
背中のコートが2インチ(約5センチ)より極端にみじかかったりアンダーコートがなかったり
ヘアスプレーを使い過ぎたり
頭部と飾毛が強調されすぎて
アースドッグのハーディ(頑健)でラフなテリアから遊離している

と警鐘を鳴らしているのです。

この手紙に対して、グルーマー、ハンドラー達は
「綺麗にプレゼンテーションして何が悪い」と大ブーイング。

議論は様々な問題に波及し
出陳数の激減するドッグショーはグルーミングが負担になっているからだ
見た目だけに傾倒し、犬の身体を時間をかけて作らなくなり犬種が発展しない
質の悪いウエスティが増えないように、売る際には避妊、去勢を条件とするべき
良い犬を繁殖するのにあの犬舎は嫌いだという感情は捨てるべき

などなど、四方八方に議論が噴出しました。


今年は英クラフツのBISにもなったウエスティなのに
プロアマ含めて一体どうなっちゃうんだろうと思うくらい盛り下がっているこの日本。

海の向こうの熱いウエスティをめぐる議論を
ドキドキハラハラしながら興味深く追いました。

確かにグルーミングは費用や手間で飼い主には大きな負担にもなり得ます。
スタンダードには、ウエスティはneat (コギレイ)にするとありますが
白い華やかな犬種だけに、自然と美しいプレゼンテーションを求めたくなるのでしょうか。

もともとの作業犬として作出された純血種は
この100年のうちに仕事とアイデンティティを失い
コンパニオンドッグとしての途を歩むしかなくなってしまいました。

そんなウエスティの犬生を飼いかたも含めて今後我々はどう輝かせていくのか
議論を聴きながら複雑な気持ちになりました。


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posted by Angie Mom at 14:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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