2017年01月30日

アンジと夜散歩 エンパワーメントの試み

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来月9歳になるアンジとの毎日の散歩は体力維持を目的としていますが
本人にとってはニオイ取りの楽しい時間にもなっています。
しかしこれが高じると自分ペースでしか歩かなくなり
それにつきあっていると、「老犬ですか」、と聞かれたりするほど歩みが鈍いので
なんとか楽しい運動の機会にもしたいと思っていました。

そんな時に読んだこの記事

古く犬の訓練は叱りながら服従を基本としてなされてきましたが、段々褒めてしつける手法に
変わってきました。
一方で犬が置かれる環境は、昔は緩くて田舎では朝晩は放し飼いで自由だったり
純血種においては、狩りや害獣駆除などの作業をしていたのが
現在犬は失業し、生活は窮屈になり、外界から隔離され、外出する時間も限られ
朝起きてから夜寝るまで飼い主の期待通りに動き、排泄の場所も決められ、オフリードはなく
ほかの犬との遊ぶ機会もない。自由時間は人間が決めるスタンダードでのよい行動を期待される
というもの。

現在の犬は、世の中の何事が起きても自分でコントロールできるものは何もなくなっています。

ドクターフリードマンは、犬が自分の行動を自ら選ぶ裁量(エンパワーメントされる)が
健全な行動学の礎であると説いています。
多くの問題行動の原因は選択の自由がないことに起因するので
押さえつけることなく選択の自由を与えることの大切さが見直されている
と言う内容でした。

我が身に振り返って考えると、アンジはとても従順で落ち着いて、まさに自由のない犬です。
アンジにとってのリード散歩は、飼い主に引き回されついていく
ニオイ取りだけがささやかな楽しみです。

そこで自由や選択など、ない事に慣れているアンジに、エンパワーメントを試みようと
ある晩、丑三つ刻の誰もいない公園でアンジのリードを放してみることにしました。
通常アンジは散歩の途中にリードが外れると、飼い主を凝視したまま立ち止まります。
次のコマンドを待つのです。

しかし今回、リードが外れるのでなく、積極的に放してやると
自分で行動を選べる事に気がついて、その表情は緊まり、目は輝き、頭がフル回転して
匂いたい、でも飼い主についてもいかなければいけない、
もしくは、ついていっていれば、したい事も出来るかも?
どうしよう、と考えているようでした。

遅れれば走って追いつき、選択出来る自由さに
耳と鼻はフル回転、歩様のキレもあり、自分の裁量を楽しんでいました。
それはあきらかに、引かれるだけのリード散歩とは違って
心身共に良い刺激となり、飼い主とも向き合えて、エンパワーメント、成功です。
(しかしこれはアンジの場合の試みですで、すべての愛犬の
エンパワーメントがオフリードではありませんので悪しからず。)

アンジ地方ではアンジのようにCD3(家庭犬訓練試験 III)を取得済みでも
オフリード散歩は出来ません。
一方でドッグランは擬似スペースですからそこで放しても匂い取りをするだけで
それはアンジにとっての選択が拡がる訳ではありません。

この限られた環境で、犬にどうやってエンパワーメントの機会と喜びを与えるのか
飼い主の工夫は続きます。

次回はシュナの散歩。


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posted by Angie Mom at 08:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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