2018年02月06日

ウエスティを飼えなくなる時

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先日ご紹介したウエスティ のリホーミング活動をしている英団体が、彼らに託されるウエスティ がどんな理由でやってくるのかを統計にしていました。
その理由は14種類にも及び、一番は引越しなどに伴い引越し先の家で飼えない(15%)、子供や赤ちゃんを受け入れられない(15%)というものでした。
その次に多いのが、飼い主の病気により飼えなくなったという理由。(12%)
飼い主の家庭の崩壊(10%)という理由には、離婚やカップルの離別だけでなくパートナーが犬へ嫉妬する場合もあるそうです。金銭的な理由(10%)とはワクチンなどの必要な維持費や長引く病気の治療費が負担になる場合。
そのほか犬のケンカ(8%)はメス同士が多く、飼い主の歳(6%)というのは、飼い主が自分の歳を考えずに若犬を選び世話ができなくなるもの。
その他
爆ボエ、しつけの欠落、破壊、散歩中他の犬とのケンカなどの行動学的な理由 7%
飼い主が時間が取れない 6%
他国への移住 4%
飼い主のアレルギー発症 3%
繁殖犬 2%
警察による保護 1%
虐待 1%

この統計によるとウエスティ を捨てる理由は、飼い主側の理由が8割で犬側の理由は2割にも及びません。
飼育側の環境変化は予想が出来ないこともあります。実際アンジの孫も幸せなご家庭に行ったものの飼い主の予想外の病気でリホームした事もありました。

せめて我々に出来る事は自分の都合だけでなく、犬のためになるかどうかの視点からも慎重に考える事です。そしてどうしても責任が担えない場合を想定して、あらかじめ託せるひとを見つけておくこともおススメします。



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2017年12月23日

クリスマスの裏側で

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クリスマスに向けていかがお過ごしですか。
アンシュナ家は大掃除は先週終わらせました。
今年はツリーを出しませんでしたが今週末はクリスマス料理を作る予定にしています。

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ウエスティにはクリスマスが似合います。
北半球の寒冷地原産で白色で雪にも緑のツリーにもクリスマスカードにもぴったり。

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今年はスコットランドでウエスティ犬種専門のリホームチャリティ団体を運営する女性とSNSで友達になりました。保健所やキルシェルターから犬を救うレスキューではなく、リホーム(家の改築ではありません)は飼えなくなった人が犬の幸せのために犬を別の飼い主に托せるようにと新しい家族を探す団体です。

彼女のホームページにはウエストハイランドの自然を背景にたくさんのウエスティが写っている写真が掲載されています。彼女はウエスティを11頭飼っているそうですがどのウエスティも綺麗にトリミングされているだけでなく豊かな自然の中で駆け回りテリア気質を爆発させています。 良い犬だなと見ていたら、彼女は以前ウエスティのブリーダーだったそうです。 また彼女の活動はユニークで、犬の話題を集めたラジオ放送も毎週配信しています。

その彼女がクリスマス前の直近の一週間のウエスティを廻る出来事について書いていました。それは楽しいクリスマス準備の影にいろいろな人間模様があり、その渦中にウエスティ達が居ることを気づかせてくれます。

以下はその記事の抄訳です:

今週は忙しい中協力を申し出てくれた皆さんありがとうございました。幸い犬たちはこのクリスマス時期に身を置く場所がありそうです。まだグループに登録していない人はメルアドの連絡をくれれば、保険の手続きをしておきます。

今週はとても感情が揺れた一週間でした。難しい相談あり、大変な状況の方あり....
クリスマスは人間の最良の部分だけでなく最悪の部分も引き出すものですね。

クリスマスまでにウエスティの子犬が欲しい無礼な電話をしてくる人は、何故我々がクリスマス時にはリホームさせないのか、それぞれの犬に合う新しい家族を見つけるための作業などはまったく分かっていません。これまで2頭飼っていたから自宅環境審査や申込書記入は不要と主張した70代半ばの男性はなんと仔犬を希望していて話にもなりません。

一方でクリスマスまでに犬を処分したい人達も連絡してきます。クリスマスには色々な予定があるのでそれまでに引きとってという電話にはわたしの忍耐力と礼儀も吹っ飛びました。

他方、愛犬を亡くしてクリスマスが耐えられない人々もいるのです。(資格をもっている)ペットロスカウンセリングは容易くなく、この時期のお悲しみは本当にお察しします。

子供やペットは家族離別の時にいつも武器として使われてしまいます。相談をうける我々もいたたまれなくなる状況、個別の事情には関われないものの、犬か自分かを選ばせる言い争いなど、そしていつもそこで犠牲になるのは犬なのです。

2018年の飼い主の抱負はもっと犬のことを思いやること、犬が欲しい人は犬の飼育に自らの適性を考えてみるべきです。「犬は一生のもので、クリスマスの時だけのものではない」とのスローガンは1978年からずっと言われ続けてきましたが、今の私たちはそれだけでなく記憶に留めるべき別の格言が必要です。

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このような素晴らしい活動をしている彼女も交差する人間模様の感情の波に飲み込まれてしまうこの時期。
今年のクリスマスは、すべてのウエスティ、すべてのわんが、寒さも飢えもなく心地よいベッドでまどろむことができますよう願ってやみません。


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2017年04月08日

ビアンカの場合

ビアンカ(白い女の子の意味)はアテネの海辺で7年間のずっと野良犬で
不治の病で後肢不随となり死期が迫ってようやく保護団体にレスキューされました。
最後の春をフォスターホームで穏やかに迎えています。

そういえばギリシャに行ったとき、野良犬が多く、
犬達は緩く街と共存していたのが印象的でした。

根っから野良犬のビアンカは保護されても治療を受けても誰にも不信感を持たず
後脚を引きずるような状態になってもありのままを受け入れ
淡々と生きる様子をビアンカのレスキュアーが詩的に哲学的に語ります。

ナレーションは、人間は結局犬のマインドを計り知ることはできないと締めくくり
犬が全うする生の尊厳を謙虚に見つめています。

放棄され人間不信となった犬がこんなに幸せになりました、という
人間が解釈するレスキューストーリーが数あるなかで

われわれはレスキューによって犬を助けるのではなく
犬の犬生を全うさせる手伝いをするに過ぎないのではないかとの姿勢が
深く心に残りました。






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2016年08月19日

ウエスティジェレミーの場合

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エリザベスピアースさんの記事の抄訳


7月19日(水)の遅い午後、モントリオールの愛護団体SPCAより
同月7日に13歳で牡、聴覚障害、視覚障害のウエスティが野良犬として保護されていたが
保護期間が終了との連絡あり

車に飛び乗って迎えにいった。着いてみると
ドロドロに汚れ、糞尿で毛が固まった小さいウエスティがいた。
可哀相に伸びた毛で顔も目も見えなかった。
12日間、ケージに入れられていたままで、体が思うように動かず
連れて駐車場まで移動するのに15分かかった。
それでも彼は外の空気に触れて喜んでいたようだった。

帰り道、友人に一時預かりを頼むといつものように二つ返事で請け負ってくれた。
友人宅では、まずジェレミーの身体を洗い、やさしくトリミングをして、
カチカチになっていた目やにを取った。

ジェレミーは顔を触られると唸った。
状態から実は安楽死の可能性も考えざるを得なかった。
とりあえず獣医にアポを取り、血液検査などをして48時間様子を見ることにした。

検査の結果、健康状態に問題はなかったので、次に口腔洗浄のアポを取った。
ジェレミーの歯はぼろぼろだった。どおりで顔を触られたくないはずだ。
結局14本抜歯し、残した歯を磨き
肉球まで歪曲して食い込んだ爪を切り
脚の消毒をした。脚も固まった毛と糞尿で被われていた。
抗生剤と鎮痛剤が処方され、一時預かり先で回復を待つこととなった。

最初の晩、ジェレミーは辛そうで
仮母も寝ずにつきそった。
仮母の優しい看護をもってしても、ジェレミーは短時間うとうとしただけだった。

しかしそれから、毎日がジェレミーにとっての新しい生活の始まりだった。
少しづつ回復し気分も良くなり
今日はスパ(お風呂)にまで入れるようになったらしい。

レスキューされるウエスティにはどこかで必ず家族が待っている。
ジェレミーもオタワの新しい家族のもとへ行くことになっている。
ジェレミーと新しい家族はおたがいに一目ぼれした出会いだった。

ジェレミーはウエスティレスキューWINのほんの一例に過ぎない。
9月25日にはオタワのウエスティパーティがある、
当日皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

エリザベスピアース
レスキューWIN

Westie in Need (WIN) Rescue はカナダベースのウエスティ保護団体です。


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2013年07月03日

ウエステイ ソーヤを悼む

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米ニューイングランドウエステイレスキューネットワークより

ウエステイのソーヤは、虐待を受けたパピーミルからカレンさんのレスキュー団体に保護されました。心を閉ざしていたソーヤを家庭犬として訓練し里親さんに送り出したカレンさんの、ソーヤへの追悼文をご紹介します。


(カレン・エリチェッテイ)

レスキューの意味を教えてくれたのはソーヤでした。
生まれてから6歳になるまでソーヤは乱繁殖業者で虐待されて
心の傷を負ったウエステイで、一時預かりの私にも怯えました。

夜はわたしが噛まれないようにソーヤをクレートの中に入れなければなりませんでした。
わたしにとってもソーヤとの生活は容易ではありませんでした。
ある夜、ソーヤが起きてわたしを怖がり顔に噛み付いてきました。
わたしの右頬には3つの牙の跡が、時を経た今でも残っています。
ソーヤに噛み付かれたその晩
わたしは、虐待された動物の世話をすることの意味を学びました。

わたしに噛み付いたソーヤは悪くありません。
わたしが、私の前にソーヤを傷つけた人々がいること、そして
心の傷を負った動物のために私がベストをつくすことを忘れていたのです。

夫がソーヤのリハビリを担当し、里親のエリックのところに行くまでの間
人を信じる、リードで歩ける、触られても怯えない、警戒しないで餌を食べることをソーヤは
学びました。

ソーヤがエリックに引き取られた時、
わたしはソーヤがやっと家庭犬としての平穏で平和な生活を始められると、
とても嬉しかったです。
その後、3年に渡りソーヤはエリックという良い飼い主と幸せな生活を送りました。

ソーヤが死んだという知らせにわたしは大泣きに泣きました。
ソーヤが死んだのが悲しかっただけでなく、
ソーヤが“本当に生きた“ことを知っていたからです。

だから私はレスキューの仕事をするのです。
そしてこの仕事の意味を共有できる仲間に恵まれています。
この仕事は犬に噛まれたり、
無責任で動物を粗末にする人々が作った状況の尻拭いをしなければいけません。
レスキューの仕事は苦労と不便の連続です。
自分が処せることの限界を越えなければならず、課題はつきません。

ソーヤはニューイングランドウエステイレスキューネットワークと
ボランテイアの方の全身全霊の賜物です。
そしてエリックは理想の里親さんでした。

ソーヤ、愛しているよ。
そしてあなたが教えてくれたことはずっと忘れない。


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