2016年03月14日

快挙! 2016年のクラフツベストインショーはウエスティ

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昨夜から体調不良で眠れぬ夜を過ごしていたわたしは
明け方に今年のクラフツのファイナルをなんとなく見ていました。

誰かがFBで、「ファイナルに進んでおめでとう、マリー!」というポストを上げていて
あれ、ウエスティがグループ戦で選ばれたのかな、凄いな。と思ってました。
グループ戦は、あの千葉インターのエリクソン氏が審査員でした。

最近はファイナル戦でウエスティがショートリストに残るところを見た記憶がないので
興味深く見入っていました。


このウエスティ CH Burneze Geordie Girlはまだ20ヶ月の牝で
構成、年齢、キャラクターとなんとも魅力のある若い女の子。

テリア戦は同じ日でしたので、朝一番から200頭のウエスティの中を勝ち上がり
グループ戦でも他のテリアを圧さえて勝ったのは初めてだそうです。

ファイナル(午後8時前後)の彼女は、疲れていたのでしょうか、笑っていなかった。
でもその表情もウエスティ、面白くないときは面白くない!と
その表情までチャーミングなんです。
自然なトリミングもとっても良い。
ジャッジの専門犬種はコリーですがそのジャッジにも認められる魅力だったのでしょう。

勝利の瞬間はわたしも自分の耳を疑い、思わず歓喜の声を上げ
ベッドの下で寝ていたアンシュナが驚いて飛び起きました。 

ウエステイのクラフツでのベストインショーはこれまで2回。
26年ぶりの快挙です。

1976 CH Dianthus Buttons
1990 CH Olac Moon Pilot
2016 CH Burneze Geordie Girl

テリアでも花形犬種の筈のウエスティは長く低迷していましたし
お膝元のイギリスでも、ブリーダーさんの顔ぶれは変わらないし
内輪で楽しくやってるファンシャーグループかな、
外から私は勝手に感じていました。

しかし今回の勝者を生んだマリーさんは
イギリスで長くウエスティにコミットしていた常連さんです。
謙虚でプロ的でなくコンパニオンドッグとしてのウエスティを
お母さんと二代に渡ってブリードしてきました。

その地味で絶え間ない努力と執着の結果、
新しいプリンセスが生まれたのでしょうか。

新しいスターと新しい時代の幕開けに、わたしも興奮しています。
まだ消化できないので今日はここまで。
世界中のウエスティファンシャーがお祝いしている中
これからゆっくり味わっていきたいと思います。



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2016年02月03日

ベルギーのウエスティ FCIインター @Mouscron

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先週から仕事で欧州に来ている飼い主は
週末にFCIインターのドッグショーに行ってみることにしました。

此処はブリュッセルから100キロほど、フランス国境に近いMouscronという町で
毎年、FCIインターのショーが開催されています。

日本のインターショーに比べて小さな会場は出陳者でごった返していました。
二日に渡るショーの初日がテリアでした。


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ウエスティはRing3
ジャッジはロシアの方です。

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牡オープンクラス

会場での日本人はわれわれだけ。
しかし多くの人が目が会うと微笑みかけてくれました。

あるウエスティの出陳者と目が合い、わたしが素敵ねというジェスチャーをしたら
わざわざセットアップの手を休めて話に来てくれました。
ファンシャー同士の逢瀬です。

30年以上こちら会場で同ショーは行われているそうですが、狭いし不便なんだと説明してくれました。
ウエスティは20年前は35頭ぐらいは出陳されていたが、高騰する出陳料もありエントリーは減っているとか。
この日は8頭。それでも日本とは比べ物になりません。

お見受けしたところほとんどの出陳者はブリーダーハンドラーさんとオーナーさんです。

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あらあら何か問題でも?
いえいえそうではありませんが、こういう光景がよく見られました。

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何をしているかというと
これはショーで勝たなかった人に審査員が助言を与えているのです。

審査員はロシアの人、出陳者はおそらくフランス語ですので、
スチュワートの人が露ー英、または露ー仏の通訳をしていると思われます。

この助言の時間は長かったのには驚きました。
構成、トリミング、歩様に渡ってもコメントしていたように見えました。

ショーでブリードの専門性を持つインターナショナルジャッジにコメントをもらえるというのは
勝ち負けとは別に出陳者には学びの機会です。

わたしは犬ばかり見ていたのですが
同僚達は一喜一憂する出陳者の様子が面白かったらしい。
落胆する人、怒り出す人など、日本より出陳者の表現が豊かなようです。
和気藹々としたショーを楽しみました。


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2015年07月21日

ウエスティドッグショー審査員の評

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これは今年訪れる事が出来た英クラフツドッグショーの各クラス勝者の写真です。
左から牝の一位、牡の一位、そしてパピークラスで一位になった犬。

この今年の世界最高峰ともいえるウエスティは
居並ぶ130頭以上からどうして勝ったのか、、、

一方で日本でのドッグショー。
日本では出陳数も少ないのでたいていあれよあれよといううちに審査が進み
誰が勝ったのか分からないことも。
まだ勝てばよいものの、どうして負けたか分からず狐につままれたままの事もあります。
勝たなかったからこそ、課題を知りたいものですが
日本のドッグショーでは、まるで禅宗のように自分で考えろと言われているかのようで
素人オーナーにはいまひとつ取り組みにくいです。


先日この写真の審査員の方が、この時の審査の評を公開していました。
あの場所に居合わせたものとしても、また後に動画をみる人にとっても
審査員のロジックを教えてもらえるならば
審査員のひとつの見方を学ぶ上でとてもとても参考になります。

その評は下記のとおり:

牝(BOB)(抄訳);

*********
目の前に現れて皆を圧倒しました。なんと素晴らしい牝犬でしょう。美しいタイプ、完璧な構成バランス、麗しい牝らしい頭と本来のウエスティの表情、素晴らしい首と肩、良い脚、ショートバック、首から身体へと自然なつながりと、尾付きの良さと後脚、リングでの歩容は軽やかでメリハリがあった。 最高のコートは白くダブルで正しい長さ。 リングに入場するなり目を奪われ、触診して期待通りの構成かどうかを確認したかった。 美しい牝でチャンピオンでありかつBOBである。 右の牡のと兄弟と聞いて、こんなに素晴らしい犬を二頭も作出したブリーダーの素晴らしい功績を讃えたい。
*********

この牝は二頭目の牡と同胎兄弟だそうです。 兄弟同士で勝ち並ぶのは珍しいのではないでしょうか。

牡の評(抄訳)

*********
犬を審査するということはいつもブリードタイプやスタンダーズへの準拠度、気質、そして動きが犬種スタンダードに限りなくフィットしているかを見極めるもので、どの犬種の審査員にもたやすいものではありません。 しかしこの(牡クラスで)一位の犬はウエストハイランドホワイトテリアの素晴らしいタイプが完全無欠な状態で予想できる限りの、雪のように白くダブルコートで、剛毛、張り付くようでなおかつ正しい長さであり、男らしい頭、素晴らしい色素、よい骨格、ショートバック、詰まった身体、尾付の良さ、正しい脚の長さ、歩容はストライドも広くリングでの王様のような風格であり、立てば最高の犬種の主張を持つチャンピオンである。

*********

三頭共ブリーダーがハンドリングしているせいか、評は犬の構成、コート、歩容に言及されています。

イギリスのウエスティ界は引き続きその血統から良質のウエスティを作出してその一部が欧米へ輸出され
各国のブリーダーの努力によりさらに繁殖されていく様子がうかがわれます。
私たちの愛犬の祖先も同様の経緯を経て、日本にやってきています。

クラフツに限らずイギリスのドッグショーを観ていると
そこには背景にウエスティを愛するコミュニティの存在があります。

一言で言うと、なんといいましょうか、皆が皆の犬を知っていて
みんなで最高のウエスティを育んでいるような感じが伝わって来ます。

ハンドラー、オーナー、犬舎のみならず、血統の情報は常に共有されていて
良質のウエスティを次世代に残して行く
そんな共通の目標を持つ人たちがいるという
ウエスティ犬の後ろにいる人の厚みをとっても羨ましく思いました。

そしていつかこの写真の犬たちの遺伝子が日本にやってくる日を楽しみに。

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2015年05月22日

永遠の足跡

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コピーライトマークJim Gordon

FBに掲載されていた英ハリファックス在住のウエスオーナーの男の人の手記

一枚の写真で綴ったこのポストは、
わたしたちが重ねる犬との何気ない日常と長い時間は、
犬を亡くしたその後の人生にも大きな意味をもたらすことを教えてくれます。

My little buddy, Jock, and I went down that driveway early every morning for years to get the newspaper. One morning last September the long shadows we cast with the rising sun behind was worth capturing so I asked my buddy to wait and pulled out my camera phone. When I downloaded it to a computer program for post editing I observed how ‘shiny’ white Jock looked. I tried to tone that down as I have successfully done with other photos but I could not reduce the glow of his coat or the halo around him. I lost Jock 2 months ago. He was almost 17. That brief moment with Jock beside me glowing in the rising sun is now a precious memory with a whole new meaning. The halo was meant to remain. Jock continues to cast a long shadow. He continues to glow in my mind. He left permanent paw prints on my heart.


わたしと小さい仲間のジョックは、毎日ドライブウエイまで新聞を取りに行くのが日課だった。
昨年の9月のある朝、朝陽に照らされた僕たちの長い影が目を惹いたので
写真に撮ろうと彼に立ち止まってもらいスマホカメラを取り出した。

後に画像をダウンロードして編集しようとしたら、ジョックがとても白く輝いていたので
いつものようにアプリでコートの色と周りの輝きを調整しようとしたけれど
何故か編集出来なかった。

僕はジョックを二ヶ月前に亡くした。あと少しで17歳になるところだった。

僕の横で朝陽に包まれたジョックとのあの瞬間は、今ではまったく違う意味合いを持つ大切な思い出となった。
あのlジョックの輝きは残るべきものだったのだ。

ジョックは今でも長い影を映し続けている。 僕の中で輝き続けている。
ジョックは僕の心に永遠の足跡を残した。

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愛犬と重ねた何気ない日常と長い時間
別れ、
喪失の先に続いていくもの

わたしたち犬飼いの人生が凝縮された手記は美しく
深く心に残りました。


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2014年04月05日

英ケンネルクラブの重大発表

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4月に入り、心踊る発表が英ケンネルクラブからありました。



世界に先駆けて、ケンネルクラブに勤務する人を対象に
子供が生まれた時の産休と同じく
新しく仔犬を迎える人には、育休を認めるというものです。

発表はケンネルクラブのホームページでもご覧になれます。

このニュースは驚いたし、とても羨ましいとも思いました。

以前、アンジを交配した時、一番悩んだのは
フルタイムで働いている飼い主の不在中
仔犬が生まれてから2ヶ月の仔犬の世話をどうするかでした。

ブリーダーさんの中には、犬は犬が育てるとの持論をお持ちの方もいますが、
圧死のような事故や、
母犬がべビーを見捨ててしまう話も聞いていたので
母犬だけに任せておく訳にはいかなかったからです。

小型犬は大型犬に比べ発育、成熟も早いので
生まれてからの数ヶ月は特に大事な時期であり、
周りのプロの方には、『仕事を二ヶ月休むんだね』
と声を揃えて言われていました。

結局は信頼のおけるブリーダーさんのところで
見ていただくことになったのですが、
その時の経験があったため
今回のケンネルクラブの英断は流石、英国と思いました。

ケンネルクラブは、社員に
責任ある仔犬の取得と訓練、教育のためにマターニティリーブならぬ
9ヶ月の`ムター二ティリーブ`を与え
復職後も、仔犬の社会化のために仔犬を職場に連れて来ることも許されるとの事です。

盲動犬以外はセラピー犬さえも入る事が出来ない我が職場とは雲泥の差です。

感激して、発表の最後まで読み進めると
開始は4月1日、午前中。。。

そうだ、エイプリルフールだったのです!

あまりにも信じられそうなストーリーかつ、喜ばしい発表だったので
狐につままれたような気がしました。

いつかこのイギリス的なユーモアが実現するように
願って止みません。

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今日の公園


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